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オンブラージュ(上石神井エコ・アパートメント)

東京都練馬区にあるOmbrage(オンブラージュ)(上石神井エコ・アパートメント)は、2戸のオーナー住戸と、20戸の賃貸住戸を持ち、駅から徒歩6分の位置にありながらも、周辺には住宅街や畑などの、のどかな風景が広がっています。

Ombrage(オンブラージュ)のコンセプトは『環境共生とインパクトのある新しいデザインとの両立と、それが内包する新しい住まい方・空間の可能性の提案』です。

まず『環境共生』として、建物南側には落葉高木であるケヤキを植えることにより、夏は葉が茂り涼しく、冬は葉が落ち、日射しが入り込むことで暖かいという自然のリズムのパッシブソーラーを取り入れています。

また、住戸の前庭である屋上庭園には、芝や隣地との垣根として低木(マサキ)を植えることにより、建物全体の冷却効果をもたらし、環境負荷を低減しています。また、共用廊下の北側には植栽ポットを設置し、そこに植えられたツル性の植物が共用廊下外側の格子に絡みつき、数年後には建物北側の一面が緑のカーテンとなる予定です。

『インパクトのある新しいデザインとの両立』として、共用廊下の北側には、隣地とのプライバシー確保のためと、将来的に緑のカーテンとなる格子(アルミルーバー)を設けたり、道路に面する東側のファサードには建物のヴォーリューム感を小さく抑え、周囲に圧迫感を与えないようにする為、市松模様にコケマットを貼ったりするなど、日本の伝統的な意匠をインパクトのある新しいデザインとして効果的に取り込んでいます。また、その二つがぶつかるところでは、融合を目指したデザインとなっています。

また、『新しい住まい方・空間の可能性の提案』としては、一部コンクリートブロック積みの戸境壁による将来的なシェアーハウス対応としたことや、空間の広がりをもたせるため水回りをガラスルームとしたこと、共用廊下と住戸の境を透明ガラスのサッシや植栽で緩やかに区切ったこと、屋上庭園付住宅をさまざまに配慮したことなどがあります。

■ 建物名称:Ombrage(オンブラージュ)(上石神井エコ・アパートメント)

■所在地:東京都練馬区 Nerima-ku,Tokyo

■用途:集合住宅

■設計:㈱井口浩フィフス・ワールド・アーキテクツ
HIROSHI IGUCHI + FIFTH WORLD ARCHITECTS

■施工:㈱冨士工

■敷地面積:458.30㎡

■建築面積:270.87㎡

■延床面積:997.99㎡