㈱井口浩フィフス・ワールド・アーキテクツ | 樹海都市=ハウスフォレストリーとは


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「ハウスフォレストリー幸手」

 

ハウスフォレストリー幸手の敷地は、埼玉県の幸手市に位置します。農業を営む親世帯と、公務員の子世帯が住まう、二世帯住宅の計画です。親世帯部分は、昔からある母屋を増築し、子世帯部分は新築とする形で計画されました。農業を営む親世帯からは、住・職が近いというそのライフスタイルに適した機能が求められ、子世帯からは、親世帯とのコミュニケーションを取りながらも、適度な距離感のある空間が求められました。

この家の特徴は大きく2つあります。一つは、ハウスフォレストリーの考え方で計画されたことです。高さ10M超の落葉高木を建物南側に並べ(しかも伐採予定の木を移植保護)、夏の日射をカットし、涼しさをもたらすとともに、冬は落葉した枝の隙間から温室内に日光が注ぎ暖かいという、自然と調和した、合理的な省エネシステムとなっています。冬の夜は、障子や窓を閉じることで、局所暖房で充分。したがって省エネとなります。二つ目は、2世帯住宅の心理的距離の演出です。親世帯と子世帯との間に大きな温室と室内庭を設け、そこに「縁側」を創り出しました。この縁側空間は、2つの世帯に程よい距離感を生み出すよう意図されており、また、家族同士やご近所の人々との交流空間ともなっています。また、建物の外壁及び、内壁の一部を下見板貼りとし、空間のあり方も日本的なものとする意図が込められています。その結果、既存の周辺環境との調和を図っているのも特徴です。

■建築名称: ハウスフォレストリー幸手
House Forestory Satte

■所在地: 埼玉県幸手市
Satte-shi, Saitama

■用途: 農家用住宅

■設計: ㈱井口浩フィフス・ワールド・アーキテクツ
HIROSHI IGUCHI + FIFTH WORLD ARCHITECTS

■温室: (株)大仙関東支社

■植栽: ㈱石塚造園

■敷地面積: 2,494.38㎡

■延床面積: 278.11㎡(申請部分)、378.71㎡(申請以外の部分)、656.82㎡(合計)